湿式工法による防水押え工法の問題点

湿式工法による防水押え工法への期待

  • 機能の不明確
    • 防水層の末端押え固定金物による固定が標準。
    • 保護機能
  • 工期の長期化
    • れんが積み、モルタル仕上げ。
    • 型枠組立、コンクリート打設、型枠解体。
    • 大量の資機材の揚重や搬出。
    • 清掃(モルタル、コンクリートのこぼれ)
  • 保護層自体のひび割れ等の故障
    • ひび割れ材料自体の収縮、温度変化による伸縮。
      対策:V溝、伸縮目地などが一般的。
      目地設置位置以外のひび割れは防止できない。
    • ひび割れ意匠上のクレーム。
      • 白華現象、さらにモルタルの剥離。
      • 防水層破断への恐れ。
  • 点検や維持補修への対応の不備
    • 3.の事由による防水層破断、漏水が発生。
    • 点検・調査
    • 保護層の部分的に撤去と不良箇所の発見は困難
    • 全面改修
    • ※容易な維持管理が難しい。
  • コンクリート笠木の止水性の疑問
    • 日射の影響を受けやすい
    • ひび割れの発生
      対策:目地を設け、シーリング材で止水。
      目地設置位置以外のひび割れは防止できない。
    • コンクリート笠木からの漏水